1. 罪悪感が強くなり、理性を優先した
彼との時間は、何よりも温かくて、大切だった。
けれども同時に、胸の奥ではずっと不安が疼いていた。
彼の家庭のこと、子どものこと――
笑顔で会話をしている最中にさえ、その影はちらついて離れなかった。
「私が彼を奪うことで、誰かを傷つけてしまうのではないか」
そんな思いが積み重なり、幸せなはずの時間が、いつの間にか罪悪感で色あせていった。
やがて、彼からの連絡も減っていき、理由を尋ねる勇気も持てないまま、ただ夜を数えていた。
耐えきれずに受けた霊視鑑定で、先生は私の目をまっすぐに見つめて言った。
「答えはもう出ているのね。あとは、それを受け入れるだけ」
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥で固まっていたものが、すっと溶けていくのを感じた。
「やめなければならない」と思っていたわけではない。
ただ、続けるための力も、もう自分の中には残っていなかったのだと気づいた。
愛したことは消えない。
でも、ここで一度立ち止まることが、私の心を守ることにつながる――。
そう理解したとき、涙は静かに頬を伝いながら、どこか懐かしい安らぎさえ運んできた。
別れは拒絶ではなく、心が選んだ“帰る場所”なのかもしれない。
そう思えた夜、私はひとりでいても、不思議と孤独ではなかった。
花蓮のひとこと
自然消滅は「拒絶」ではなく、心の葛藤が表に出ただけかもしれません。
この記事に寄り添う先生
🌿 香桜(かおん)先生
強い罪悪感をそっと受け止め、心をやわらげてくれます。
💬 「最初のひと言で涙があふれ、やっと本音を言えました」
言葉は、選ぶ人で変わります。
今のあなたにちょうどいい温度で、受け止めてくれる先生です。
香桜先生
