「都合のいい女なの?」──見えない線引きに、気づいてしまった夜
「また会いたい」は、彼の都合次第。
次に会えるのは、彼のスケジュールが空いたときだけ。
私の予定は、いつも“合わせるもの”だった。
……気づけば、連絡も、会うタイミングも、全部彼のペースになっていた。
「おまえがいると助かる」
そんな言葉をもらうたび、胸は少し温かくなる。
でも、そのあとに残るのは、言いようのない虚しさだった。
なのに、急に連絡が途切れたり、
約束が当日にキャンセルされたりする。
そう言われるたび、
何も言えなくなって、笑ってしまう自分がいた。
「私、これって……愛されてるのかな」
優しさの中で、置き去りになる気持ち
💬 白咲花蓮のことば
優しさは、
言葉や態度の数では測れません。
あなたが「大切にされている」と
感じられているかどうか。
それが、心の真実です。
彼の都合に合わせることは、
いつの間にか、当たり前になっていた。
「仕方ないよね」
「私が我慢すればいいだけ」
そう言い聞かせるたび、
自分の気持ちは、少しずつ後ろに下がっていった。
怒りたいわけじゃない。
責めたいわけでもない。
ただ、
私の存在が、
“空いた時間を埋めるもの”みたいに
扱われている気がして、
胸の奥が、静かに痛んだ。
それでも──
私は、まだ彼を想っていた。
この線を越えたら、
もう戻れない気がした。
でも、
どこに線を引けばいいのかだけは、
自分では決めきれなかった。
自分の気持ちは、何度も後回しにしてきた。
でも──
この関係にある“線”を、
見ないふりはできなくなっていた。
最後に──「都合がいい」じゃない。「大切にされたいだけ」
彼を失いたいわけじゃない。
ただ、私は、ちゃんと大事にされる恋をしたかった。
それに気づいてしまった夜は、少し苦しくて、少し静かだった。
でも、自分の気持ちから目を逸らさなかったことだけは、
間違いじゃなかったと思う。
現実から目をそらさず、支えてくれる人
優しさだけでは、前に進めない夜もある。
そんなとき、現実を見据えながら、心を守る視点をくれる“寄り添い手”がいます。
櫻井撫子先生
甘さだけに流されず、今の関係の本質を静かに見抜く。迷いを整理し、あなたが自分を大切にする選択へ導いてくれる。
鷹槻ヘレネ先生
曖昧になった心の線を、無理なく引き直す視点。依存ではない愛し方を、静かに思い出させてくれる。

