優しかったのに、不安が消えない

優しかったのに、不安が消えない

今日は、ちゃんと優しかった。 声も、言葉も、態度も。
だから大丈夫。
今日は安心していい日。
そう思いたかった。

「ちゃんと大事にしてるよ」 そんなふうに受け取っても おかしくない時間だったはずなのに、
心の奥に、
小さな不安が残っている。

優しさをもらったのに、 まだ不安になるなんて、
私は欲張りなんだろうか。
満たされる努力が足りないんだろうか。

優しかったからこそ、 余計に考えてしまう。
じゃあ、
この優しさは、
どこまで続くんだろうって。

もし、 優しさがなくなったら、 私は何を信じればいいんだろう。
そんなことを考えてしまう自分が、
また少し、嫌になる。

優しくされるたびに、 安心したいのに、 なぜか心は、 次の不安の準備をしてしまう。

この気持ちを、 そのまま誰かに話せたら、 少しは楽になるのかもしれない。

でも、
優しかったことまで
疑っているみたいで、
それもできない。

大丈夫。 今日は、ちゃんと優しかった。 そうやって、 また自分に言い聞かせる。
でも、 もしこの不安に名前をつけるとしたら、
それはきっと、
「疑い」じゃなくて、
安心できる場所が、
まだ見つかっていないだけ。
今夜は、 その不安を消そうとしなくていい。
優しかった記憶と一緒に、
そのまま胸の奥に置いたままでいい。

今夜はそっと
あなたのそのままの心を
大切にしてください。

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